1日1話、4月24日
今日はコクヨの会長、黒田暲之助さんによる、『「信用」は使ってはならない』でした。
人から信用、信頼を得るには一朝一夕の努力では足りず、何日も何日も、努力を継続して初めて得られるものである。
そうして得られた「信用」は、ある程度大きくなってくると、人はそれを使い始めるようになってしまうと言います。
信用を「使う」とは…
○○さんだから、今回は多めに見ます。とか、○○さんの言うことなら、無理をしてでも通します。というような状況を迎えた時に、○○さんは自分の貯めた信用を「使う」状態にあるということのようです。
しかし、上記のように信用を「使う」ことを繰り返していくと、せっかく貯めた信用は、まるで切符が消費されていくように、どんどん無くなっていきます。
こわいのは、この「信用の切符」は、目に見えないこと。目に見えないことをいいことに、使い続けていくと、あっという間になくなってしまう。
だからこそ、「信用は使ってはならない。使わなければ、どんどん増えていく」というのが、先代からの教えにあるというお話でした。
別の言い方で、「信頼口座の残高」という言葉もビジネスの世界では使われているのを思い出しました。
このお話は、仕事の世界ではもちろん普遍的に言えることだと思いますが、家庭の世界、特に夫婦間においても、意識することが大事だと思いました。
明日からまた一週間が始まります。
親友の誕生日プレゼント、何にしよう。。
1日1話、4月23日
今日は「黒田官兵衛、西郷隆盛に影響を与えた書物」數土文夫さん。JFEホールディングス特別顧問。
今から2200〜2500年前の、中国の名宰相「管仲」の言行を記してきた書物「管子」を、強い関心をもって読まれているとのことです。
「管子」は、黒田官兵衛や二宮尊徳、西郷隆盛、渋沢栄一などにも読まれ、影響を与えてきたと言われています。
黒田官兵衛は、本屋大賞にノミネートされた米澤穂信さんの小説『黒牢城』で注目されていますね。
それどころか、西郷隆盛や渋沢栄一にも読まれていたとは静かに驚きました。
さて、その「管子」に書かれた管中の思想とは。
『倉の中の品物が豊富になってくると、人は初めて礼節を知る基盤ができ、日常生活に必要な衣食が十分足りてくると、初めて真の名誉、恥辱がいかにあるべきかを知る基盤ができる』
『管中は、一国の支配者たるものは、まず四季を通じて生産計画を円滑に進ませ、経済を豊かにしなければならないと説きました。』
これは国だけでなく会社にも言えるな。。
マズローの欲求5段階説にも通じる、普遍性を感じました。
1日1話、4月21日
きょうは「エネルギーは出し切れ」セコム会長の飯田亮さん。
『人間的エネルギーというものは使えば使うほど増殖されるものなんです。企業を成長させていくためには、人一倍のエネルギーを出していかないとならないから、そういうことを言い続けたわけです。』
『自分なりに結論が出るまでは誰にも相談しない。どうしようかと迷っている時に誰かに相談してしまうと、もうそれでいいやと思ってしまって、集中力が半減してしまうんですね。』
『勝ち続けるには「狂」であるのとが必要なんです。まあ、平平凡凡でいいやというのでは事業はできませんね。思い込んだら命懸けというところがないと、事業は続かないと思います。』
「創業者」ならではの熱を感じました。確かに前職他社の創業者にも接していて感じましたが、創業者には熱がある方が多いですね。。
1日1話、4月20日
今日は「商いは飽きてはいけない」
『仕事は続けていれば面白くなって、研究心も出てきます。そうして熱心にやっていると、アイデアも浮かんでくる。「一所懸命やっていれば仕事が仕事を教えてくれる」。
鎌倉のこのあたりも随分変わりました。他にも同じような店が出ましたけど、いまも残っているお店は少なくなりましたね。
暇だからといって、「ふう」とか「はぁ」とか、ため息をついてはダメ。商いは飽きない。これが私の信条です。』
仕事が自分に向いているか、じゃない。自分が仕事に熱意を持って向き合っているかが試されることもあるのだと、考えさせられます。
千葉ウメさん。鎌倉鉢の木創業者。
4ヶ月の勉強で早稲田大学の3学部に合格したこと。
高校時代、部活と体育祭に明け暮れ、気がついたら高3の10月まで全くと言っていいほど受験勉強というものをしてきませんでした。
ここまでの人生、特に人に自慢できるようなことは何もありませんが、強いて言えば、4ヶ月の勉強期間で早稲田に入れたことだけは、あまり他で聞いたことはない経験ではないかと思っています。。
要素として大きいのは、
・模試の判定を全く気にしなかった
(D判定の中から誰が受かるかが問題だ!と勘違いでもいいから思い続けた)
・試験で満点を取る必要はない。6割とれば合格ライン。7割とれば合格!と、逆算思考で集中した
・高校までまあまあの読書量を積んでいたので、現代文や英語の読解はある程度はカバーできた
・それまでの高校生活、やりたいことに全力で集中してきた分、反転して勉強に向かった時の爆発的な集中力に活かされた(決して無駄な時間ではなかった)
・たまたま、いい参考書に出会えた
(河合塾、石川先生の日本史!語呂で覚える古文単語!そして赤本より解説が豊富な青本!)
…などでしょうか。
需要があった場合か、気が向いた時に、思い出せるだけのことを、書いていこうと思います。